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2008年5月27日 (火)

ハムシドロバチ、2008年5月25日撮影

Hamusidorobati_01_060506_104101

 私がしょっちゅう歩いている公園にある、休憩所のかやぶき屋根には4月末から5月に掛けて写真のようにハチが集まってきます。(5月3日撮影)

 もう2年前になりますが、この場所でハチを観察していた研究者に出会って、このハチがサイジョウハムシドロバチとクチビロハムシドロバチだと教えていただきました。

Hamusidorobati_02_070503  ハチが最も多いのは5月始め頃で、この時期にはオスとメスが混じっているようで、しばしば交尾しているペアが目に付きます。(5月3日撮影)

Hamusidorobati_03_080525032  この写真を撮った5月25日にはハチの数かなり減っています。残っているのは多分メスだけだと思います。

 これはサイジョウハムシドロバチでくわえているのはノミゾウムシ類の幼虫だそうです。これを筒の中に蓄えて幼虫の餌にします。

6月24日追記
上記のハチの研究者(=覇蟆邇(はまに)人様)からコメントを頂き、ハチがくわえているのは
ツツジトゲムネサルゾウムシまたはその近縁種の幼虫だそうです。詳細はコメントを参照して下さい。

Hamusidorobati_04_080525046  こちらは、サイジョウハムシドロバチよりも少し大きいクチビロハムシドロバチでくわえているのはフジハムシの幼虫だそうです。

Hamusidorobati_05_080525062  くわえてくるのは幼虫の餌だけではなく、泥を持ってくることもあります。この泥は巣の壁などの材料として使われるのでしょう。

Hamusidorobati_06_080525039  また、ドロバチに寄生すると思われるセイボウの1種がドロバチの巣作りを横から覗いていたり、

Hamusidorobati_07_080525025 ハチと同じフレームに入れることはできませんでしたが、やはりドロバチに寄生すると思われるハエがいたりします。

 飽きることがない場所です。

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膜翅目」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰しております。ブログを換えられたのですね。芸風も少し変えられたのですね。僕の方は相変わらずつまらないブログを書いています。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: おいかわ飯店 | 2008年5月27日 (火) 11時38分

ココログで公開しているマイフォトを自動で読み込む『FeedPic @マイフォト』という仕様も作ってみました。

初めまして、『FLASH Lab JUICE』を運営してる者です。ちょっと前は、FC2ブログを利用してたのですが、ココログに引っ越してきました。『FLASH Lab JUICE』では、ブログパーツ、Flashコンテンツを作成してます。

ココログに引っ越して来たので、暫くココログ専用の物を作ろうと考えてます。

今回は、『FeedPic』という、BlogPartsGardenのMySlideShowと同じ感じの物を作ってみました。β版で、機能、UIもコレから、どうしようと思ってますが、便利な機能とかも付けようと思ってるので、良かった注目して下さい。

『FeedPic』は、無料のブログパーツです。ご自由にお使い下さい(商用利用は、禁止してます。)

『FLASH Lab JUICE』
http://bc-juice.moe-nifty.com/
『feedPic β』
http://nekofla.cocolog-nifty.com/

コメント汚しちゃってすみません。このコメントは、削除してもらってかまわないです。

投稿: FLASH Lab JUICE | 2008年5月27日 (火) 15時35分

おいかわ飯店 さん
ご無沙汰してます。
前のブログは画像の容量が尽きたのでこちらに移動しました。
芸風は意識したわけではありませんが、写真をたくさん出すと自然にこんな風になってしまいました。
ただ、こういう書き方をできるネタは限られているので、すぐに元の芸風に戻るだろうと思います。

投稿: ハンマー | 2008年5月27日 (火) 21時01分

なるほどこういうあづま屋の茅葺を狙うとこんなに沢山のハチが集まるという訳ですか。私も今度同じような場所を探してみます。

投稿: タロ | 2008年5月29日 (木) 21時40分

タロさん
いい場所が見つかるといいですね。
ここは、こんなに数が多いのは春だけですが、秋まで次々と別の種類のハチがやってきて、楽しめる場所です。

投稿: ハンマー | 2008年5月30日 (金) 06時13分

サイジョウハムシドロバチの獲物について

ハンマー様。御無沙汰しております。2年前遭遇したハチの“研究者”というのは、私、覇蟆邇(はまに)人、のことでしょうか?
もしそうならば、個人のブログにおいても、オリジナルの情報源への配慮が行き届いた記述をして下さっている事に、この場を借りてお礼申し上げます。
私が好天の休日の人混みを避けがちなので、現場ではお目にかからずじまいでしたが、その後も、ブログの方は楽しく興味深く拝見しておりました。
今回、久々に拝見してみたところ、やはり載せておられましたね…、例の場所のハムシドロバチのネタ。「彼(彼女)らを取り巻く生き物同士の相互関係を捉えた良い写真だなぁ…」と、感心して拝見しましたが、私からの情報に基づいて記述されたと思われる“場面解説”の中で、一つ問題が在ります。
それは、サイジョウハムシドロバチが運んでいる獲物についてです。ブログの解説文では、『獲物はノミゾウムシ類の幼虫』と書かれていますが、今回撮影された獲物は、実際には、ツツジトゲムネサルゾウムシ、あるいはその近縁種の幼虫だと思われます。まあ、ゾウムシ類の中でも顕著な形態的差異の少ないグループの幼虫を、本来の生息場所(寄主植物)以外で撮られた写真だけで、種まで決めつけるのは、控えた方がいいのかも知れませんが、少なくとも、丸い頭部が胸から完全に露出している点からして、ノミゾウムシ類の幼虫とは全く異なります。
2年前にお会いした当時、現地で最もメジャーだった獲物は、_ほぼ白色の体に黒い頭がめり込み、尻の先が尖った、もっと長い体の虫であった_という事を御記憶ではないでしょうか? これが、同地域のノミゾウムシ類としては最大級で、コナラやクヌギを寄主植物とする、カシワノミゾウムシの幼虫です。この他にも、小型だが少し早くから発生するムネスジノミゾウムシ幼虫や、5月中旬以降ケヤキ上に多く発生する中型のアカアシノミゾウムシ幼虫等、潜葉性のノミゾウムシ類幼虫が、サイジョウの主要な獲物として優先的に利用されているのは事実なのですが、これらノミゾウムシ類の幼虫の発生量は、越冬成虫が産卵活動を行う春の芽吹きの時期の天候不順(加えて、寄生蜂やサイジョウハムシドロバチの寄生・捕食圧か?)により大いに打撃を受けるらしく、この地域では、2006年から、特にカシワノミゾウムシ幼虫の発生量が著しく減少し始め、年を追う毎に更に状況は厳しくなっていました。そういう状況下では、『サイジョウの個体が、狩猟対象を“次点”以下の獲物候補に切り換える』という事例が多々見られるようになります。このような“探索・狩猟対象のスイッチング”が、学生時代からの私の主要な研究題目の一つなんです。ツツジトゲムネサルゾウムシの幼虫は、サイジョウハムシドロバチの“次候補”の獲物として、私自身が1997年から確認しているものの一つです。これらの知見についてのもう少し詳細な話は、1999年の日本昆虫学会大会講演要旨に載せて(台風で大会参加できず、口頭発表自体は見送り)以来、2006, 2007年と、学会発表のネタにしてはいるのですが、御迷惑でなければ、また、お会いした時にでも…。しかし、獲物に意外と融通が利くし、しかもその候補が、クヌギやコナラ、そして、モチツツジ絡みの虫…というのは、“ハムシドロバチ”にしては、いかにも“西日本の2次林向き”ってカンジじゃないですか? 例の茅葺き屋根にあれだけ群飛するわけですよ…。

P.S.:でも、さすがに今年は、サイジョウハムシドロバチのコロニー規模は、2年前よりかなり下回っていたんじゃありませんか? 私は、活動ピークの時期には、例の場所にチェックに行けなかったんですけども…。今回掲載なさっておられる御写真のファイル名からすると、シーズン初めの雄バチ込みの群飛写真は、2006年度のもののようですが…?

投稿: 覇蟆邇(はまに)人 | 2008年6月23日 (月) 06時09分

覇蟆邇(はまに)人様
 ご無沙汰しています。詳細なコメントをありがとうございます。2年前に出会ったハチの研究者とはもちろん覇蟆邇(はまに)人様です。
 サイジョウがくわえているのはサルゾウの幼虫でしたか。そのあたり、疎いものでこうして指摘していただけると、大変ありがたいことです。ツツジトゲムネサルソウなら狩猟シーンの撮影もできるかも知れません。来年はちょっとモチツツジを巡ってみます。
 群飛写真は確認してみると確かに2006年のものでした。写真の整理がわるいもので、紛れ込んでしまったようです。今年はおっしゃるとおり、あの年よりは少なかったかもしれません。
 また、お会いした節には面白いお話を聞かせてください。

投稿: ハンマー | 2008年6月23日 (月) 22時51分

ハンマー様。
狩猟シーンの撮影、ハンマー様の“眼力”と撮影の腕に期待しています。
私自身も、「今年こそは、現場を押さえた写真を撮っておこう…」とか思ってはいるのですが、ハチの活動シーズン真っ最中には、“後から重要性が分かってくるかも知れないような”ハチの時系列行動データの採り漏らしを恐れるあまり、観察用営巣サイトにズルズル釘付けになってしまい、結局、写真もデータも“二兎追う者は…”的なレベルに終わってしまう、…という事に悩まされています。
まあ、来年度も取り敢えず自分自身が生活可能な状況で居られたら、自分でも、狩猟現場の撮影に努力したいと思いますが…。私としては、サイジョウハムシドロバチが、モチツツジの蕾・花に潜ったツツジトゲムネサルゾウ幼虫を狩るのに、1回1回、どのくらいの時間的コストを掛け、且つ、どれくらいのリスクを背負っているのか…等が判るようなデータをもっと蓄積していきたいんです。なんせ、“捕り餅”に護られた要塞に潜んでいる相手ですからね。自分では、2006年と2007年に、営巣活動に入っていたサイジョウの雌バチが、数匹立て続けに、モチツツジの萼片の粘液に捕われて、死んでいたり、もがいていたりしたのを確認・撮影しています_サイジョウの雄バチや、訪花どころか単純に“通り掛かっただけ”みたいな虫まで、色々と引っ掛かっているのが困ったところなんですが…ハハッ(自嘲)
あっ!だからこそ、モチツツジでの狩りの現場の様子を捉える必要があるんでした!
…ということで、ハンマー様への期待を重ねて表明致します。良いのが撮れたら、連名で学会発表(好き者の集う“日本昆虫学会”ですけど)させて頂けたらなぁ…などと思っております。
P.S. これとは別件で御相談したい事がありまして、この後、間もなくメールを差し上げたく思います。一方的な都合の上に、さらに、作文に手間取って遅くなってしまい、大変恐縮ですが、何卒ご確認のほど宜しくお願い致します。

投稿: 覇蟆邇(はまに)人 | 2008年6月29日 (日) 23時36分

覇蟆邇(はまに)人様
 モチツツジカスミカメやイトカメムシといったモチツツジにひっついて動けなくなった小昆虫の体液を吸うカメムシに興味があって、以前からモチツツジには注目していました。モチツツジというのは面白い植物ですね。
 返信メールを出しましたが、受け取ってもらえましたか?

投稿: ハンマー | 2008年6月30日 (月) 21時49分

ハンマー様
御親切に、有難うございました。
お礼のメール、遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

投稿: 覇蟆邇(はまに)人 | 2008年7月 1日 (火) 22時13分

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