シマクロハバチの産卵
いつも行く公園のイボタノキの生垣を毎年食い尽くして丸裸にしてしまうハバチです。以前から気になっていたのですが、最近蜂類情報交換BBSでシマクロハバチと教えていただきました。
これは、昨年の写真です。(2007年5月27日撮影) 幼虫です。多分終齢だと思います。これが葉を食い尽くします。(2008年6月1日撮影)
最初の写真は産卵中のメスです。昨年まで、産卵しているらしい場面を見ても、卵が見つからないので不思議に思っていました。昨年やっと卵を見つけることができました。
左は葉表に残された産卵痕です。そして、右が卵。葉裏の表皮下に生みつけられています。つまり、葉表から産卵管を差し込んで、葉裏の表皮と葉肉組織の間に産卵していました。器用なもんですね。(2007年5月27日撮影) 産卵の様子を葉裏から写した連続写真です。 左上から右下へ順番に並んでいます。(2007年5月27日撮影)
産卵の動画をここにアップしました。
個体数が多いので、産卵している個体もそれなりに見られますが、葉裏が写せる例は少ないので、なかなかいいのは撮れません。
なんか、写真の配列がうまくいきません。悪しからず。
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コメント
産卵の様子、見事なものですねー。
さらにハンマー氏の技術にも脱帽です。
ハバチの産卵管をよく捉えたものです。
投稿: タロ | 2008年6月17日 (火) 00時37分
知っている人にとっては周知の事実だったのでしょうが、このように産卵することを発見して、嬉しかったので、色々と撮りました。
投稿: ハンマー | 2008年6月17日 (火) 21時31分