コブハバチの1種の産卵
昨年10月に撮った写真です。シダレヤナギに丸いものがたくさん付いているのが見えると思います。いわゆる虫こぶの1種です。
アップです。虫こぶは葉に形成されているのがわかります。虫こぶハンドブック との絵合わせではシダレヤナギハオオコブフシという虫こぶと思われます。この虫こぶを形成するのは種名不詳のコブハバチの1種だとのことです。虫こぶは落葉と共に落ちた後、幼虫は虫こぶから脱出して地中で越冬し、春に蛹化、羽化するとのこと。
この写真を撮った時から、春には産卵を見ようと付け狙っていました。
(1、2枚目、兵庫県三田市、2009年10月11日)
今日、ようやく産卵を見ることができました。風が強くて撮りにくかったので判り難い写真になってしまいましたが、産卵場所は枝の先端のまだ展開していない、丸まった葉の付け根付近に限られていました。1枚目の写真のようにものすごい数の虫こぶがあったので、ハバチが群がって産卵する様子を想像していましたが、今日見られたハチは数匹でした。今後、個体数が増えてくるのかもしれません。来週以降にピークが来ればうれしいのですが・・・。
アップです。産卵管がギザギザした感じに写っているのがちょっと気に入っています。
(3、4枚目:兵庫県三田市、2010年4月24日)
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