ゼンマイの葉裏の卵に産卵するハチ
ゼンマイの葉裏に産み付けられた卵に産卵するハチを見つけました。コマユバチがヒメバチらしいとのことです。いずれにしても、自分の体よりもかなり小さなものに産卵するということは、産卵された卵がかなり大きな幼虫になるまで成長するまで寄生し続けることを意味します。寄生蜂も奥が深いですね。
産卵されていた卵です。長径が約1.5mmでした。眼点が見えていて、孵化直前のようです。ハバチの卵だろうとのことです。多くのハバチは植物組織の中に産卵しますが、このように植物の表面に産卵するハバチもいるようです。この卵は付近のゼンマイにたくさん見られました。写真のように、葉に特徴的なシワができるので葉表から見てもよくわかります。
(2010年5月9日、兵庫県三田市)
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