チャタテムシの1種の卵
以前少し書きましたが、広葉樹の葉裏で暮らすチャタテムシの成虫と卵の対応をつけたいと思っています。
写真は、先日産卵の様子を紹介したチャタテムシの卵です。左は6月19日の産卵直後、右は1週間後の6月26日の写真です。このチャタテムシの卵は産卵直後は白ですが、その後褐色化すると、薄々は気付いていましたが、証拠はなかったので6月19日はこの写真だけを撮るために、雨の中を公園にでかけました。アホですね。しかし、予想が当たっていたのでちょっとうれしかった。
産卵していたチャタテムシはケブカチャタテ科なのは確かだろうと思っています。この科のチャタテムシで図鑑に載っているのはウスベニチャタテ1種のみですが、絵合わせ的には、産卵していた種はこのウスベニチャタテで良いような気がしていますが、確信はありません。
今きづいたのですが、ウスベニチャタテの学名は、保育社の昆虫図鑑(下)や九大のデータベースでは、Amphipsocus ubrostigma、北隆館の昆虫大図鑑(3)ではA. japonicusになっています。ふと思いついて北隆館の昆虫大図鑑(3)の旧版を見るとA. ubrostigmaになっていました。ということはA. ubrostigmaはシノニムだったようです。A. japonicusが正しい学名だと思われます。
今日も土曜日というのに雨です。予報では1日中降りそうです。梅雨とはいえ、先週末に引き続いての雨で欲求不満になりそうですが、仕方ないので持ち帰った仕事を片付けて明日に備えます。
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