アケボノソウ
アケボノソウが咲き始めました。
この花を見るといつも疑問に思うことがあります。
1つは花弁の数。というか、合弁なので裂ける数というべきでしょうか?
ともかくも、写真の上の花は5弁、下の花は6弁です。大多数の花は5弁ですが、6弁の花が、極めて稀な例かというとそうではありません。
少し探すだけで、近くにこの写真の例が見つかりました。真ん中の花は6弁です。5弁の花の株、6弁の花の株と、株ごとに違っていると分かりやすいのですが、同じ株で、5弁と6弁の花が咲くというのはどういうことなのでしょうね。
単純な遺伝の問題ではないようですが、私にはよく分かりません。
もう1つ。この花の花弁の中ほどに緑の斑紋がありますが、これは蜜腺で、アリが集まっているのをよく見かけます。しかし、写真のように、この位置に蜜腺があって、アリを集めても、受粉の助けには、全くなりそうにありません。
ということは、この位置に蜜腺があると効率的に受粉してもらえるような虫が、他にいると考えられます。それで、花の前でしばらく粘ってみましたが、このときは何もきませんでした。機会があれば、確かめてみたいと思っています。
(2010年10月2日、兵庫県篠山市)
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