ゼニゴケ
少し以前に撮った写真です。
篠山市の公園にゼニゴケの大きな群落があって、雌器托が花のように目立っていました。苔類の生殖器はあまり見たことがなかったので、通るたびに撮っていました。 どうも、気に入った写真が撮れなくて、放置していましたが、この公園にはしばらく行かないと思いますので一度、紹介しておきます。
雄器托です。この場所では雌器托の方が圧倒的に多くて、雄器托は目立ちません。この表面から精子が出て、雌器托で受精して胞子が形成されるそうです。
すみませんが、苔類の生活環についてはちゃんと解説しているサイトがあると思いますので、そちらを見ていただいた方が間違いがないと思います。
雌器托のアップです。受精すると黄色い胞子のうが形成されて、突出してくるようです。
更にアップ
成熟した胞子のうははじけて、胞子を出すようです。
もう1つ目に付くのが、この無性芽器です。小鉢のような構造の底に無性芽と呼ばれる小さな芽が形成されて、無性的な増殖もするということのようです。
アップです。大変かわいらしい構造物です。
虫なしというのも寂しいので1枚だけ。
カマドウマの類でしょうか?
(2010年11月21日、兵庫県篠山市)
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コメント
ハンマーさん、はじめまして。
いつも綺麗な写真にうっとりしています。
お尋ねしたいのですが、どうしたら極小コケがこんなに鮮明に撮れるのですか?
私のはいつもピンボケです。
使用されているレンズは、改造されているのですか?
差し支えなければ教えてください。
投稿: mmerian | 2010年12月17日 (金) 08時44分
mmerian さん
はじめまして。
私は富士のHS-10というコンデジにクローズアップレンズをいくつか付けて撮っています。
http://hanmmer.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/2009124-cfe8.html
リンク先は、以前に使っていたキャノンのS5ISですが、今も同じようなことをやっています。
投稿: ハンマー | 2010年12月17日 (金) 20時34分
ハンマーさん、教えてくださって有難うございます。
早速拝見させて頂きました。
いろいろな工夫があるのですね。
凄いです!!!
これからも、素敵な写真を楽しみにしています。
投稿: mmerian | 2010年12月18日 (土) 00時44分