ハルニレハフクロフシ、ヤナギメヒメハナガタフシ
遠目でハルニレの葉が赤く染まっているように見えたので近寄ってみると・・・
虫こぶが大発生していました。この木には、この日に初めて気づいたので、毎年、こんな風に虫こぶだらけになってしまうのかどうかはわかりませんが、今後注目しておきたいと思います。
この虫こぶにはハルニレハフクロフシという名前がついていました。それにしても、すごい数の虫こぶでした。
虫こぶの中にはアブラムシが入っていました。「虫こぶハンドブック」によるとオカボノクロアブラムシという種のようです。(以上、2011年5月22日、兵庫県三田市)
時々こういう、異常に虫こぶ形成昆虫に好まれる植物個体が見られます。原因はよくわかりませんが、興味深いことですね。
例えば、毎年シダレヤナギハオオコブフシが大発生するシダレヤナギ。この場所には、リンク先の写真の木を含めて3本のシダレヤナギが4m程度の間隔で植えられていて、互いに枝が接している状態ですが、この虫こぶは1本の木だけに発生して、他の2本には全くできません。不思議です。
ナラメリンゴフシが多発するコナラもその一例だと思います。
ついでにヤナギメヒメハナガタフシの例も出しておきます。
ヤナギは難しくてよくわかりませんが、写真はタチヤナギなかと思っているヤナギです。多くの枝先が丸く膨らんでいるのが見えると思います。
少しアップ。挿入写真のように、枝先にはこのような形の虫こぶができています。これはヤナギメヒメハナガタフシというタマバエが作る虫こぶです。この場合も、近くにある同種と思われるヤナギにはほとんど、この虫こぶは形成されません。(以上、2011年2月26日、兵庫県三田市)
相変わらずまとまりがありませんが、虫こぶが多発する例を挙げてみました。
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