ツマグロスケバの幼虫とハゴロモヤドリガの幼虫
ハリエンジュの新梢で写真のようなテングスケバ科と思われる幼虫が数匹見つかりました。ツマグロスケバではないかと思います。ただ、図鑑では寄生植物としてアカメガシワが挙げられていますが、ハリエンジュの名はないので、違っているかもしれません。羽化を待って、確認したいと思います。
背中からアップ。私好みのデザインです。
数匹いた幼虫の内の1匹の背中に写真のような幼虫が乗っていました。
ハゴロモヤドリガの若齢幼虫だと思います。
ヤドリガ幼虫のアップ。糸で台座を作ってしがみついているようです。寄主が脱皮する時にはどうなるのでしょうね。
(2011年8月13日、兵庫県三田市)
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コメント
この幼虫さん。先日、アオバハゴロモ・ベッコウハゴロモと一緒にハリエンジュの新梢に居りました。気にも掛けていませんでしたので、写真はボケていますが間違いありません。
それにしても見事なクローズアップ。脱帽です。
投稿: o-san(く~ちゃん) | 2011年8月15日 (月) 09時52分
ハリエンジュの新梢はハゴロモ類が多くて面白いですね。
今回のツマグロスケバ?は今まで意識していなかったので、
興味がひかれます。
投稿: ハンマー | 2011年8月15日 (月) 21時51分
毎日欠かさず拝見していますが、実に久し振りのコメントです。
この画像でツマグロスケバの幼虫の姿を初めて知ることができました。
複眼の模様といい、台座のような突起からスイと生えた細い触角といい成虫のそれとそっくりですね^^
ヤドリガの幼虫はこの画像では、宿主の背割れの線から微妙にずらして張り付いているようですね。
これなら脱皮の邪魔をしなくて済むでしょうし、その瞬間をいち早く察知できそうです。しかも乗り換えるにも一番都合のいい場所のように思えます。
他の個体も皆同じような位置取りしているのか興味あるところです。
投稿: 歩兵くん | 2011年8月15日 (月) 23時50分
歩兵くんさん
言われてみれば、そうですね。確かにヤドリガの幼虫は正中線に沿って貼り付いているように見えます。
http://hanmmer.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-1408.html
この終齢幼虫は明らかに真ん中に付いていますが、宿主から離脱寸前の終齢幼虫の場合は脱皮のことを気にする必要がないかもしれません。
若齢幼虫はあまり見る機会がないので、寄生位置の確認は難しそうです。
投稿: ハンマー | 2011年8月16日 (火) 16時32分