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2011年8月20日 (土)

クロバネツリアブの産卵

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 カンカン照りのあぜ道で、飛び回りながら産卵するような行動をとっている大型のツリアブを見つけました。止まっているところを観察して、黒っぽい腹部に白い帯があることと翅が黒いことがわかりましたので、クロバネツリアブだろうと見当がつきま した。

 ど素人の私の頭にクロバネツリアブという名前が浮かんだのには訳があります 。2005年に翅の黒いツリアブの写真を双翅目関係の掲示板である一寸のハエにも5分の大和魂に投稿したところクロバネツリアブと同定して頂きました。しかし、2008年に なって、翅脈の特徴から、2005年に撮ったツリアブはクロバネではなく、マエグロツ リアブであるとの指摘をいただきました。上の写真の種は形態的な特徴はマエグロとよく似ていましたが、明ら かに大きく、マエグロとは思えないので、これが噂のクロバネツリアブに違いないと 直感したということです。  

 上でリンクした大和魂の田中川さんの投稿された図と今回の写真を比較していただ けば分かるように、翅脈と腹部の白帯の特徴から、このツリアブはクロバネツリアブで間違いないと思います(m1室の末 端が狭くなっている)。まあ、実物を見れば、迷う余地がないくらい大きさが違って いました。



 上の動画(240fpsのハイスピード動画)のように、時折草の生えていない乾燥した地面
に尾端をつけてごそごそやっていました。これはビロードツリアブでよくみられる行動で、
この種は砂をまぶした卵を産むことが知られています。同様な行動はスキバツリアブでも
普通に見られます。恐らく、クロバネツリアブも産卵のときに卵に砂をまぶすのだろうと
思われます。



 産卵しているのだろうと思われる行動の動画(240fpsのハイスピード動画)です。
時折空中でお尻を振るような動きをする時に産卵していると思われます。ビロード
ツリアブなどはもう少し暗い場所で産卵しているような印象を持っていますが、こ
の種の好みなのか、撮影場所は全く影のない開けた場所でした。
(2011年8月16日、兵庫県加東市)

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