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2011年9月13日 (火)

ハラビロクロバチ科の1種

Harabirokurobati110911_103018

 ヒヨドリバナの蕾に小さなハチが来ていました。はっきりとはしませんが、産卵しているのだと思います。

 肉眼では全く分かりませんでしたが、写真で見ると実に奇妙な形をしています。背中に突き出した突起の形は名城大学農学部昆虫学研究室、山岸健三さんの「寄生蜂の解説」で写真を見て印象に残っていたのでハラビロクロバチ科ということはすぐにわかりました。

 また、おちゃたてむしさんのブログにも詳しい記述があって、どうやらこのハチはInostemma 属のメスということで間違いないと思います。

 このハチはタマバエに寄生するとのことですが、以前紹介したようにヒヨドリバナの蕾に産卵するタマバエがいますし、このタマバエを含めて少なくとも3種のタマバエがヒヨドリバナの蕾から発生しますので、これらが写真のハチの寄主だと思われます。
 (2011年9月11日、兵庫県篠山市)

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コメント

これは素晴らしい。正に産卵中でしょうね。
この手の微小な寄生バチ類は、葉裏などで越冬中のものは私もよく見かけるし撮るのも容易ですが、暖かい季節になるとどこへ行ってしまうのやら、ほとんどは姿を見たことすらありません。ましてこんな寄主もはっきりしない種の産卵行動など、余程の幸運に恵まれない限り出会えるものではないと思います。しかしこの場合は幸運というより、充分な準備があってこその成果なんですね。
この特異な形をしたInostemmaの産卵シーンは是非見たいと思っていました。web上でもこんな写真は見たことがないし、寄主と思しきタマバエの産卵シーンと併せて、とても貴重な映像なのではないでしょうか。
それにしてもこの奇妙な鞘の中に、どんなふうに産卵管が納まっているんでしょうね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年9月14日 (水) 21時13分

 ここ2年、ヒヨドリバナに産卵するタマバチに興味があって、ずっとヒヨドリバナをみていたので、今回の写真はその副産物です。ヒヨドリバナの小さな花をめぐっていろんな虫がせめぎあっている様子に目を見張ってしまいます。
 確かに不思議な姿で、中をのぞいてみたくなりますが、このサイズでは手がだせません。

投稿: ハンマー | 2011年9月14日 (水) 23時02分

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