ハゼアブラムシ
実をつけたコシアブラの花茎についていたアブラムシです。
交尾しているペアがしばしば目に付きます。有翅のオスとメスとは体色が全く違っています。
ところどころにヒラタアブの幼虫がいますが、アブラムシは意に介さない様子です。少数ですが、卵が生みつけられていました。しかし、この花茎は冬には落ちてしまうので、卵は無駄になると思います。
冬になっても落ちない枝の部分には、ほぼ成熟したメスだけからなるコロニーがあって、ここで盛んに産卵しているようでした。
ちょっとアップ。種はよくわかりませんでした。
ひょっとしたらと思って、九大のデータベースで「コシアブラ」を検索してみると、ただ1件「トウモロコシアブラムシ」が出力されてきました。
(2011年11月13日、兵庫県三田市)
ezo-aphidさんのコメントでこのアブラムシはハゼアブラムシと判明しましたので、タイトルを変更しました。
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コメント
こんばんわ。
このサイトではイスカバチにさらわれる姿(2009.06.22)がありますが、ハゼアブラムシToxoptera odinaeと思います。ウコギ科の多くの属のほかに、Rhus, Viburnum, Pittosporum にも多く見られるようです。褐色系と暗緑色系がいますが、丸い形と短い角状管など(実は、脛節に太く短いトゲ列がある)などが特徴でしょう。
投稿: ezo-aphid | 2011年11月20日 (日) 21時43分
ezo-aphid さん
いつもありがとうございます。
アブラムシは寄生植物だけが頼りで、そこから上手くアブラムシにたどり着かない場合は、迷子になってしまいます。
投稿: ハンマー | 2011年11月21日 (月) 06時32分