キバネオオヒラオオドリバエ(キバネオドリバエ)
オドリバエの交尾が目に付きます。
この種は、オスがメスに餌を与えて、メスがその餌を食べている間に交尾するという、求愛給餌と呼ばれる習性を持つ種であるため、交尾の姿は写真のようになります。上からオス、メス、餌(求愛餌)。黒い求愛餌はケバエの1種です。
この種はケバエを抱えたオスが群れを作り、メスの飛来を待ちます。毎年、ケバエを抱えて飛ぶ姿を撮りたくて、オスの群飛を捜しますが、今年は多いような気がします。上の写真の群れは100近い個体が集まっていたと思います。こんな大きな群れを見たのは数年ぶりだと思います。今年は多分、当たり年です。
オドリバエの群飛はある程度捜さないとみつかりませんが、大型のケバエの方はいたるところで群飛しています。全てが同じ種かどうかは良く分かりませんが、ケバエの方も多分当たり年です。というか、ケバエが多いから、オドリバエも目に付くのかもしれません。
飛翔中のオスのアップです。トリミングして無理やり大きくしているので、画質はご覧の通りです。ことしはたくさんみつかりましたが、全てかなり高い木の上で群れを作っていたので、こんな写真しか撮れませんでした。低い位置で群れている場所を探すのですが、なかなかみつかりません。
(2012年5月1日、兵庫県三田市)
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コメント
はじめまして。
東京に住むものですが、ベランダにこの虫が大量発生して検索したらこのページに来ました
群れで行動するんですね
参考になりました
投稿: | 2012年5月 3日 (木) 22時53分
コメントありがとうございます。
写真の虫は1cmを超える大きさです。
今の時期にベランダで発生するとすると、クロキノコバエ科あたりがあやしいですね。
投稿: ハンマー | 2012年5月 4日 (金) 16時54分