ヒヨドリバナの蕾に産卵するツマホシケブカミバエTrupanea convergens
また引きこもりそうな気配なので、「一寸のハエにも五分の大和魂・改」に出した写真をそのまま、出しておきます。
ヒヨドリバナの蕾に産卵していたミバエで、翅の斑紋は北隆館の昆虫大図鑑3のツマホシケブカミバエTrupanea convergensの図に似ていますが、図鑑にはこのミバエの幼虫はヤクシソウの蕾に寄生する由の記載があるので、別種だろうと思いましたが、大和魂でツマホシケブカミバエで正しいと教えていただきました。
図鑑にはツマホシケブカミバエはヤクシソウの蕾に寄生すると記載されていますが、ヒヨドリバナの蕾にも産卵していたということから、このミバエはキク科のかなり広い範囲の植物を利用できるのではないかと思われます。
なお、別の目的で採集していたヒヨドリバナの蕾からこのミバエが羽化してきましたので、ツマホシケブカミバエがヒヨドリバナに産卵していたことは間違いありません。
風と手振れが重なってひどい代物ですが、動画をアップしましたので、下のURからご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=kHEi-V1KZU8
(2012年7月22日、兵庫県篠山市)
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