今年はハンノキハムシが少なかった?
写真は昨年春に撮ったハンノキハムシです。昨年までは相当数のハンノキハムシが発生して、ハンノキの葉をぼろぼろに食い荒らしていましたが、今年はハンノキの発生数が例年と比べて非常に少なかったという印象を持っています。そういう印象を持ったのは兵庫県三田市の「有馬富士公園」と兵庫県加東市の「やしろの森公園」です。
この記事をご覧になった方の地域ではそういうことはありませんでしょうか?
すでにシーズンオフになってしまいましたし、ちゃんとした記録をとっているわけではありませんが、忘れてしまいそうなので、今年、そういう印象を持ったということをここにメモしておきたいと思います。(2011年4月24日、兵庫県三田市)
そのことと関連して気になるのがこの写真です。ハンノキの幼木で、茶色く枯れている部分はハンノキハムシの幼虫に食われた部分ですが、白いものが点々と付いているの見えます。
アップです。この写真では分からないと思いますが、カビに覆われて死んでいるハンノキハムシの幼虫です。この時には生きている幼虫が見られないような状態でした。この写真を撮ったのはやしろの森公園で、有馬富士公園では見ていません。もし、有馬富士公園でもこのようなことが起こっていれば、毎週この公園を歩いている私が見落とすことはほとんどあり得ないような気がします。
ハンノキハムシが少ないという印象は、やしろの森公園と有馬富士公園とで差はありませんので、ハンノキハムシが少なかったということが本当だったとしても、原因は写真のカビではない可能性が高いような気がします。来年はどの程度のハンノキハムシが発生するか、楽しみです。
実は私が知らないだけで、今年は農薬を撒いていた、というオチだとしたらごめんなさ。
(2012年7月15日、兵庫県加東市)
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コメント
はじめまして。
同じくココログで『蜻蛉の手帳』というブログを書いております。けいと申します。
こちらのハンノキハムシの頁を見て思わずコメントした次第なのですが、今年の8月から9月まで北海道に遠征した際、ハンノキハムシがこれでもかというくらい大量発生しており、道沿いのハンノキ類の樹々のほとんどがぼろぼろになってました。
兵庫県とは距離が離れ過ぎている上に、気候や植物等の条件が全く異なるので比較対象にはならないと思われますが、一応は参考程度という事で宜しくお願いします。
原因が解明できると良いですね。
それでは、失礼します。
投稿: けい | 2012年10月21日 (日) 00時16分
けいさん
始めまして、コメントをありがとうございます。
北海道でもハンノキハムシは大発生しているのですね。
昨年までは、私のフィールドでもそうだったんですよね。
とりあえず、来年の様子を見てみたいと思います。
行動範囲の狭い私には、北海道はうらやましい。
投稿: ハンマー | 2012年10月22日 (月) 07時15分