カワリマダラカモドキサシガメの産卵?
過去に何度も出したカモドキサシガメの1種、Empicoris egregiusですが、カメムシ図鑑の第3巻でカワリマダラカモドキサシガメという和名がつきました。
今回は産卵しているのでは?と思えるものを観察したので出しておきます。
見つけたのはいつも通り、エノキの樹皮上のくぼみで、アングルに制限があって、産卵を確かめることができませんでしたが、状況的には産卵しているように思います。左に見えているのは抜け殻です。
最初の写真は午前10時32分の撮影で、今度の写真は午後2時の撮影です。姿勢は変わっていますが、腹部の位置は動いていないような気がします。
幼虫で越冬した個体が5月上旬に羽化するのは見たことがありますので、今時分に産卵するのは自然なように思います。
昨年8月に交尾を観察しましたので、6月初めに産卵されたものが、8月に羽化したとすると、幼虫で越冬するまでに、もう1世代あるかもしれませんね。
(2013年6月2日、兵庫県三田市)
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