ハイビャクシンに寄生するタマバエの1種のゴール
「ハイビャクシンに寄生するタマバエの1種」で紹介したハイビャクシンにゴールが形成されていました。左が正常な状態、右のように先端が丸くなっているのがゴールのようです。背熟すると黄色くなってきます。(2013年6月2日)
内部には幼虫や蛹が1匹入っています。写真は蛹です。幼虫は黄色ですが、成熟するに連れて赤くなってくるようです。卵はたくさん産み付けられていましたが、1本の枝に1個のゴール、1個のゴールに1匹の幼虫なので、大多数の卵は無駄になってしまうということですね。厳しいものですね。単に早い者勝ちなのか、他になにか競争があるのでしょうか?
幼虫はほとんど運動能力を欠き、皮膚は軽くピンセットで触れるだけで、破れてしまうほど脆弱でした。ゴールの中で完全に保護されて育つようです。子宮の中の胎児のようなイメージです。(2013年6月8日)
ゴール内の底に当たる部分には皿状のものがあって、幼虫や蛹はこの上に乗っていました。(2013年6月8日)
(兵庫県三田市)
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