植物

2012年10月 3日 (水)

アレチヌスビトハギ

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私の大嫌いなアレチヌスビトハギが実を付ける季節になりました。本当に、いわゆる引っ付き虫の中でも最悪だと思います。

虫たちも嫌いに違いない。

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(2012年9月29日、兵庫県三田市)

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2012年4月 9日 (月)

和歌山

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 7、8日の土日は、用事があって和歌山に行ってきました。自分用のメモとして、ここにアップしておきます。

 虫を探すほどの余裕はありませんでしたが、ちょっと時間があったので和歌山城を散歩しました。私の住む兵庫県三田市ではまだ一輪も咲いていない桜が和歌山では満開。

 三田から和歌山へ向かう途中ででも、大阪の万博公園の桜もほぼ満開のように見えました。改めて、三田は寒いところだということを思い知らされました。

Yadorigi

 桜以外に私にとって珍しかったのはヤドリギです。
 三田ではほとんど見ることがないのですが、ここではヤドリキが鈴なりになっていました。


Sanndanosakura

 ついでに帰宅後撮った家の近所の桜(ソメイヨシノ)です。次の週末には咲き始めていると思います。

(2012年4月8日、1、2枚目は和歌山城、3枚目は兵庫県三田市)

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2012年3月24日 (土)

フジの年輪

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 どうもフジの木が目の敵にされているようで、あちこちの公園でフジが次々と伐採されます。代表的な春の花だと思うのですが、身近な公園で減っていくのは寂しいことです。

 それはさて置き、切られたフジの断面は明らかに他の木と異なっています。これについては岡山理科大学植物生態研究室のHP内の植物雑学事典の中にこのような解説がありました。

(2012年3月20日、兵庫県加東市)

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2011年12月25日 (日)

イネ科の植物の霜

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 さすがに寒くなってきました。写真は枯れたイネ科の植物。チゴザサに似た感じだか、私にはよくわかりません。葉に生えた毛に霜がついていた。

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 この草で面白かったのは、穂に付いた水滴が凍っていたこと。写真では分かりにくいかもしれませんが、水玉は全て凍っています。

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 ちょっとアップ。とてもきれいでしたが、上手く撮れませんでした。
 (2011年12月25日、兵庫県篠山市)

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2011年11月21日 (月)

ウシハコベの種

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 ウシハコベは以前に花弁などの変異を紹介したことがありますが、種の表面の模様も面白いので撮ってみました。以前「形とくらしの雑草図鑑」という本でハコベ類の種の写真を見て以来、撮ってみようと思っていたものです。

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 アップです。1mmほどの小さな種の表面に、こんなに複雑な彫刻が施されているなんて、肉眼では想像もできませんでした。
 (2011年11月20日、兵庫県三田市)

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2011年8月26日 (金)

キツネノマゴ(白花)

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 キツネノマゴで吸蜜するベニシジミを撮っていて何か違和感を感じました。ピンクのはずの花が白い。

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 周囲を見ると、白花のキツネノマゴが結構広い範囲に見られました。

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 左は白花、右は普通のピンクの花のアップです。
 (2011年8月24日、兵庫県加東市)

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2011年7月 6日 (水)

ウシハコベ2

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 以前、4弁のウシハコベを紹介しました。その後、いろんな場所でウシハコベを眺めてみましたが、4弁の花はみつかりませんでした。どうも、この場所のウシハコベは花弁の変異が多発する株のようです。
 前回のものとは少し違った変異がみつかったので、紹介しておきます。
 左上:通常の花。ガクは5裂、花弁は5枚、花柱は5本
 右上:ガク6裂、花弁6枚、花柱5本
 左下:ガク4裂、花弁4枚、花柱多分4本
 右下:ガク5裂、花弁4枚、花柱4本
 (2011年5月15日、6月19日、兵庫県加東市)

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2011年5月26日 (木)

ハルニレハフクロフシ、ヤナギメヒメハナガタフシ

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 遠目でハルニレの葉が赤く染まっているように見えたので近寄ってみると・・・

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 虫こぶが大発生していました。この木には、この日に初めて気づいたので、毎年、こんな風に虫こぶだらけになってしまうのかどうかはわかりませんが、今後注目しておきたいと思います。

 この虫こぶにはハルニレハフクロフシという名前がついていました。それにしても、すごい数の虫こぶでした。

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 虫こぶの中にはアブラムシが入っていました。「虫こぶハンドブック」によるとオカボノクロアブラムシという種のようです。(以上、2011年5月22日、兵庫県三田市)

 時々こういう、異常に虫こぶ形成昆虫に好まれる植物個体が見られます。原因はよくわかりませんが、興味深いことですね。

 例えば、毎年シダレヤナギハオオコブフシが大発生するシダレヤナギ。この場所には、リンク先の写真の木を含めて3本のシダレヤナギが4m程度の間隔で植えられていて、互いに枝が接している状態ですが、この虫こぶは1本の木だけに発生して、他の2本には全くできません。不思議です。

 ナラメリンゴフシが多発するコナラもその一例だと思います。

 

ついでにヤナギメヒメハナガタフシの例も出しておきます。

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 ヤナギは難しくてよくわかりませんが、写真はタチヤナギなかと思っているヤナギです。多くの枝先が丸く膨らんでいるのが見えると思います。

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 少しアップ。挿入写真のように、枝先にはこのような形の虫こぶができています。これはヤナギメヒメハナガタフシというタマバエが作る虫こぶです。この場合も、近くにある同種と思われるヤナギにはほとんど、この虫こぶは形成されません。(以上、2011年2月26日、兵庫県三田市)

 相変わらずまとまりがありませんが、虫こぶが多発する例を挙げてみました。

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2011年4月14日 (木)

ムラサキサギゴケの柱頭運動

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  ムラサキサギゴケに柱頭運動が見られるということ、つまり、雌しべの先に触れると動くということは図鑑などにも書いてあり、言葉としては知っていましたが、実際にはやってみたことがありませんでした。やってみると面白いものですね。子供が喜びそうです。
 百聞は一見にしかず。下の動画をご覧ください。個体によって、動きの速いものと遅いものがあるようです。
(2011年4月10日、兵庫県三田市中央公園)

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2010年12月 5日 (日)

ゼニゴケ

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 少し以前に撮った写真です。
 篠山市の公園にゼニゴケの大きな群落があって、雌器托が花のように目立っていました。苔類の生殖器はあまり見たことがなかったので、通るたびに撮っていました。 どうも、気に入った写真が撮れなくて、放置していましたが、この公園にはしばらく行かないと思いますので一度、紹介しておきます。

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 雄器托です。この場所では雌器托の方が圧倒的に多くて、雄器托は目立ちません。この表面から精子が出て、雌器托で受精して胞子が形成されるそうです。
 すみませんが、苔類の生活環についてはちゃんと解説しているサイトがあると思いますので、そちらを見ていただいた方が間違いがないと思います。

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 雌器托のアップです。受精すると黄色い胞子のうが形成されて、突出してくるようです。 

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 更にアップ

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 成熟した胞子のうははじけて、胞子を出すようです。

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 もう1つ目に付くのが、この無性芽器です。小鉢のような構造の底に無性芽と呼ばれる小さな芽が形成されて、無性的な増殖もするということのようです。

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 アップです。大変かわいらしい構造物です。

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 虫なしというのも寂しいので1枚だけ。
 カマドウマの類でしょうか?
 (2010年11月21日、兵庫県篠山市)

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